韓国で高視聴率63.7%を記録し、日本でも高い人気を得た感動作!

「この視聴率を超える番組はもはや作れない!」2000年度に韓国全土・全国民が釘付けになった韓国ドラマの金字塔!その人気は日本の韓流ブーム、特に時代劇ブームの火付け役となった。

「宮廷女官チャングムの誓い」「イ・サン」「トンイ」など、数々の良質ヒット作を世に送り出したイ・ビョンフン監督の最高傑作!

朝鮮時代に実在した名医ホ・ジュンの人生を、史実に基づきながらも人間味を失うことなく、ダイナミックでドラマチックな内容に仕上げて多くの人々の胸を震わせた最高位傑作。彼が手がけた作品は、いずれも高い支持を受けて大ヒット。その人気ぶりは彼の実力をそのまま証明している。

あらすじ

郡の長官の子に生まれながら、身分の低い側室の母から生まれたゆえに蔑まれるホ・ジュン。学識の高さと度胸では一目置かれるものの、酒と女に溺れる自堕落な日々を送っていた。しかし、そんな日常がダヒとの出会いで一変、二人は恋に落ちる。反逆者として追われるダヒと彼女の父に加担した罪で、ホ・ジュンは故郷を追放される。辿り着いた山陰の地で、貧しい人々に医術を施すユ・ウィテを知り、ホ・ジュンは初めて人生を懸けるに値する目標を得る。医院では将来ライバルとなるドジや、医女イェジンとの出会いの中、仲間からいじめられる辛い下働きの日々が続く。そんなある日、ホ・ジュンはダヒと再会を果たす。ダヒを妻に迎え、一層医術の道に打ち込むホ・ジュンだったが…。

59(2024.7.29)

奇怪な治療法

恭嬪の死から歳月が流れ、恭嬪の次男光海君は妻をめとるまでに成長したが、王の寵愛は相変わらず仁嬪とその息子信城君に注がれていた。内医院ではウィテの墓に誓ったとおり研究と医書執筆に没頭するジュンに対し、ドジは仁嬪殿の宮医として経歴を積み上げていた。ところが、半月前に発病した信城君の皮膚病が徐々に悪化。手の施しようがなくなったドジは、出世の機会を与えるためとしてジュンに信城君の治療を任せたいと言う。

58(2024.7.26)

因果応報

オグンとホンチュンが結ばれることになり、仲間たちが見守る中、結婚式が行われる。王宮では懐妊した仁嬪が勢力を増し、恭嬪は孤独と屈辱に耐えていた。薬材も上等品は仁嬪が独占し、重病を患う恭嬪には下等品しか回してもらえない。恭嬪は病の体を押して身重の仁嬪を見舞いに行くが、仁嬪はこれを門前払い。気力さえも失っていく恭嬪を痛ましい思いで見つめるジュン。そこへ、恭嬪が王子たちを連れて山に行くと言い出す。

57(2024.7.25)

赦免

ジュンの渾身の治療により意識を取り戻した恭嬪。王は改めてジュンの赦免を口にするが、すでに決まった処罰を覆せば国法の威信に傷がつくという重臣らの大反対でジュンは再び義禁府に投獄される。その頃、オグンは原因不明の病で寝込んだホンチュンが心配で居ても立ってもいられない。すぐに治ると言われながら5日も進展が見られず、改めて診療したところ室女病であることが分かる。そんな中、ドジが世話する仁嬪が懐妊する。

56(2024.7.24)

尋問

王の命令で赦免されることが決まったジュン。それでも心配でたまらないヤンテはジュンに温かい食事を差し入れたいとオグンに相談し、オグンの仲間のツテで牢に入れることになるが、挨拶も済まないうちにジュンとダヒが義禁府に護送されていく。赦免に反対する大臣からの上奏が殺到し、王が赦免を取り下げたのだ。恭嬪も改めてジュンを救うよう王に嘆願するが叶わず、ついに義禁府でジュンとダヒの尋問が始まる。

55(2024.7.23)

償いの方法

疫病退治に貢献した医官たちは皆一様に品階が上がり、ジュンは主簿になったうえ特別に虎皮まで下賜される。仲間たちは喜び合うが、ジュンの表情は暗い。自首して罪を償いたいと言うジュンに、患者のために諦めるなと激励するマンギョン。グァンイクは明の医書について説明しながら己の使命を考えろと諭す。もう一度頑張ろうと思い直したジュンはチョンスを訪ねるが、その矢先、ジュンの罪が他の医官に知られてしまう。

54(2024.7.22)

特効薬

死にそうだった疫病患者に回復の兆しが見えはじめ、胸をなで下ろすジュン。ところが、喜びもつかの間、再び症状悪化の知らせが入る。痙攣を起こし、そのままこと切れる患者。チェソンまで疫病で倒れ、ジュンらは一から治療をやり直す。既存の方法をやり尽くし、いい治療法が浮かばない中、村人がジュンに興味深い話を紹介する。その頃、王宮ではドジが明から帰国し、自分も疫病発生地域へ派遣してほしいと申し出る。

53(2024.7.19)

疫病発生

黄海道に疫病が発生し、朝廷は災害対策を担う臨時の役人を任命。ジュンも派遣医官として疫病発生地域に向かう。ジュンの素性を調べるチョンスは妻が両班であることも突き止め、ジュンが龍川のホ・ジュンであることを確信。マンギョンにジュンの罪を伏せるよう懇願されるが頑として拒絶する。その頃、疫病発生地域では先発隊のジュンらが懸命に治療を実施。そこへ本隊が到着し、ジュンはその中にチョンスの姿を見つける。

52(2024.7.18)

追いかけてきた過去

使節が腹痛に苦しむのを見たイェジンは持っていた酸棗仁を飲むよう勧めるが、使節は薬を持っていることを不審に思い、理由を問いただす。一方、恭嬪の推薦で重臣らと共に王の狩りに同行したジュンは、久しぶりに恵民署を離れる。その時、王が落馬。幸い骨に異常はなくジュンの応急処置で大事を免れるが、労をねぎらいに来た王の護衛を見た瞬間、ジュンは顔面そう白に。龍川でジュンを捕らえたペ・チョンスだったのだ。

51(2024.7.17)

夜伽

ホンチュンの助けでオ氏の病状は安定するが鍼治療だけはジュンが直接行うしかない。方法を考えあぐねる中、オ氏はジュンがホンチュンと共に薬を煎じるところを見つけて再び激高し、また下血してしまう。ジュンは今すぐ治療を行わなければ命が危ないと訴えるが、オ氏は頑として受け入れない。その頃、朝廷は明の使節団を迎える問題に頭を悩ませていた。交渉を有利に進めるため医女が使節の夜伽を務めることになる。

50(2024.7.16)

診療拒否

ドジが左遷された衝撃で寝込んだオ氏は手伝いに来ていたダヒを見て逆上し、つかみかかって侮辱する。そこへウィテの命日に酒を供えに来たジュンが現れ、2人そろって追い返される。その後、スクチョンがオ氏の部屋に行くと、オ氏は下半身から血を流して意識不明の重体に。スクチョンはドジと親しい内医院のテウンに往診を頼むがテウンは忙しいと拒否する。やむを得ずジュンに助けを求めるが、ジュンはどうしても気が進まない。

49(2024.7.15)

左遷

恵民署で患者の容体が急変し、医官を呼びに行っている間に気絶してしまう。このままでは命が危ないと感じたソヒョンは鍼を打って患者の一命を取り留めるが、これを見た主簿ソン・ハッキュが激怒。医官の許可なく医女が施術を行ったとして大問題になる。一方、医女セヒに脅されるドジはチョン・テウンに始末を頼むが失敗する。やがて人事異動が行われ、ジュンは従7品の直長に昇進し、ドジは随行医官に任命される。

48(2024.7.12)

逆転劇

5日で治すという誓いを守れず罰を受けることになるジュン。押し切りの上にジュンの手首が載せられた時、判官チョン・ジャクやマンギョンらが駆けつけて善処を求めるが、イェスは一切聞く耳を持たない。特に前例のない施術は自分に対する侮辱だと断罪し、反胃は不治の病だと断言する。すると、これまで黙って聞いていたジュンが反胃は治ると反論して、反胃に冒されたウィテの体を切り開いたことを告白する。

47(2024.7.11)

宮中に戯言なし

イェジクの病を心配し部屋を訪れた王と恭嬪。王は気迫のこもった治療に頼もしさを感じるが、鍼と薬でなく灸を使っていることに疑問を呈し、ジュンはイェジクが反胃を患っていることを告げる。死の危険もある重病と言われ動揺する王と恭嬪。王がジュンにいつまでに治せるか誓うよう迫り、5日と答えるジュンに“宮中に戯言なし”と言う。それは、誓いを守れなかった時は手首を切り落とすことを意味していた。

46(2024.7.10)

わがままな患者

イェスに逆らってイェジクの治療に当たるジュン。わがままなイェジクは苦い薬は嫌だと言ってジュンを困らせるが、ジュンは治療も修行の一種だと一歩も引かない。その夜、ジュンが再び薬を持って部屋を訪ねると、怒ったイェジクはジュンに碁盤を投げつける。治療の行方を固唾をのんで見守るドジはジュンの処方が口眼咼斜の薬でないことを知り、ジュンを詰問する。ジュンはイェジクが反胃の初期症状を見せていると答える。

45(2024.7.9)

口眼咼斜

新任の都提調ソン・インチョルは抜き打ちで訪れた恵民署でジュンと再会。ジュンは恭嬪の弟キム・イェジクと同じ口眼咼斜の患者を治療中で、ドジが7日で治すと言った病をジュンは3日で治すと言うのを聞いて驚く。イェジクの治療は順調に進み、ドジは予定より早く治すことに成功。喜んだ恭嬪はイェジクを連れて王に報告に行くが、報告している途中で病が再発してしまう。これを聞いたインチョルはイェジクの治療をジュンに任せる。

44(2024.7.8)

無念の思い

イェジンのもとに届いたジョンミョンからの書状。それは切ない思いをつづった恋文だった。船着場で待っているというジョンミョンの言葉にためらうイェジン。その頃、謀反の罪で捕らえられたジョンミョンは義禁府で厳しい取り調べを受けていた。すべては吏判チョン・ソンピルの陰謀であると分かっているが、どうすることもできない。その夜、ジョンミョンは罪人の診療に来たジュンに自分のことはイェジンに内緒にするよう頼む。

43(2024.7.5)

おとり捜査

親友の死が弘文館校理の座を狙った者の仕業に違いないとにらんだジョンミョンは、犯人の手がかりをつかむため、ジュンに斑猫の入手経路を調べるよう依頼。密貿易以外に入手経路はないと確信したジュンはある方法を考える。その頃、ダヒのもとに親戚の両班が訪ねてくる。ダヒの貧しい暮らしぶりや両班でない人との結婚を聞いて不憫に思った親戚は支援を申し出るが、ダヒは丁重に辞退する。その代わり1つだけ頼み事をする。

42(2024.7.4)

不審死

ジュンの宿直中に起こった下吏パクの自殺事件。ウンテクはジュンの職務怠慢だと責任を押しつけるが、調査に当たったジョンミョンは特に問題はないとして内々に済ます。ところが、ジュンは遺体の状況から、パクは他殺でないかとの疑念を抱く。一方、医女宿舎では研修が始まり、ジュンが講師を担当する。成績優秀者2人が王宮に送られると聞いて張り切るイェジンとソヒョン。ところが王宮の内医女は成績とは関係ない2人を選ぶ。

41(2024.7.3)

和解

内医女ホンチュンの助言を得て恭嬪の出産に臨むドジ。胎児は逆子で出産は難航するが、ドジはホンチュンの助言のおかげで王子の出産に成功。その功績で主簿に昇進する。その頃、恵民署ではジュンが膿痂疹に感染した下吏の治療に追われていた。膿痂疹は伝染力が強く誰も近寄ろうとしない中、熱心に治療に当たるジュンの姿にジュンを目の敵にしていた下吏たちに変化が。その矢先、ついにジュンも膿痂疹にかかってしまう。

40(2024.7.2)

医員の良心

国法を破った罰としてジュンに与えられた扁額千回暗唱。マンギョンは医官が不足し患者の治療が追いつかない恵民署の事情を訴えて善処を請うが、イェスは理由はどうあれ国法を破ったことは許されないとはねつける。罰は夜中になっても終わらず、鼻血を出しながら必死に罰を続けるジュン。翌日、気絶したジュンをイェジンが看病していると、イェジンを忘れられないジョンミョンがやってきて2人の親密な姿を目撃する。

39(2024.7.1)

悪習との戦い

ウンテクとの信頼関係をつないでおくため恵民署を訪ねたドジはイェジンと再会。もはや婚姻は叶わぬ身だが、どうしても放っておけないドジはイェジンを自分の家に住まわせ、仕事も楽な産室庁に移らせようと考える。そんな中、恵民署で事件が発生。下吏たちが患者から金を巻き上げている事実が発覚したのだ。実は昔から続く悪習で、キム・マンギョンも正すことができずにいたが、ジュンは決して許せないと怒り、ある措置を取る。

38(2024.6.28)

恵民署

オグンの伝言を理解したイェジンは同室のチェソンに頼んで王宮へ行く許可をもらい、ジュンとの再会を果たす。一方、ジュンとイェジンが同じ職場で働いていると知ったハマンはこれをダヒに告げ、ダヒは必死に不安を打ち消す。そんな中、新人医生の品階と赴任先が発表され、ジュンは一番下の参奉の品階と生き地獄のような恵民署に決まる。同僚のチャン・ハクトは上官キム・ウンテクの陰謀だと怒り、イェスに直談判する。

37(2024.6.27)

女罪人

漢陽に来たもののなかなか仕事が見つからないイルソとヤンテ。そこへ王宮で働くオグンと再会し、オグンにいい仕事を教えてもらう。医女になったイェジンはこの日、女性の罪人の捕縛に駆り出される。捕盗庁に連行された女性をジョンミョンが尋問し、イェジンは棒で打たれる女性から思わず目を背ける。やがて女性は気絶し、イェジンは女性の容体を診るよう命じられるが、女性の脈を診たイェジンはあることに気づく。

36(2024.6.26)

再会

山陰に1人残されたイルソは狩りをしていても寂しくてしょうがない。漢陽行きに反対するハマンを何とか説得しようと一計を案じる。内医院では新人医生の研修が続いていた。ドジは医生らに王の便を見せ、便から王の容体を診断する難問を出す。一方、ドジの婚姻で行き場を失ったイェジンはジョンミョンの紹介で王宮の医女になるが、他の医女たちは何の下積みもなく高官のつてで入ったイェジンを妬み、夜中に呼び出す。

35(2024.6.25)

初出仕/初日の遅刻

見事首席合格を果たしたジュンは合格証を持って山陰に戻り、母親とダヒに報告。早速一家は漢陽へ引っ越すが、漢陽の家は山陰と同じくらいのみすぼらしさだった。内医院に入っても医官の報酬は知れており、ダヒたちの苦労は終わらない。内医院では早くも首席合格したジュンの噂で持ちきりだった。危機感を募らせるドジは一刻も早く湯薬房から抜け出さなければと考え、妻クォン・スクチョンと共に義父を訪ねる。

34(2024.6.24)

二度目の科挙

ドジが仕える恭嬪が懐妊し、宮医にとって絶好の機会が訪れる。無事出産すれば出世の道が開けるドジは張り切って薬を用意するが、それを見たイェスが激怒。ドジを宮医から下ろし湯薬房で一から学び直せと命じる。山陰ではユ医院を買い取った医員が高額な医療費で患者たちを苦しめ、それを知ったジュンが医院開業を決意する。散り散りになっていたオグンらと診療を始めるが、そこへ科挙が行われるとの知らせが届く。

33(2024.6.21)

解剖

先生が永遠に生きる道ーー。そう自分に言い聞かせ、ウィテの体に刃を入れるジュン。ウィテの死を無駄にしまいと、体内の仕組みから臓器の1つ1つを詳細に描いていく。解剖を終えたジュンは遺言に従ってウィテを密陽の天皇山に埋葬して帰宅。その後、漢陽へ行ってドジとオ氏にウィテの訃報を伝えるが、ウィテが自分の体をジュンに託したと聞いたドジは衝撃を受け、解剖の成果を突き返してウィテとの絶縁を決意する。

32(2024.6.20)

遺言

ジュンがユ医院に戻ると、ウィテは意識不明の重体に。鍼と薬を施してようやく意識を取り戻すウィテ。ユ医院にはウィテを心配するサムジョクとグァンイクもやってきて、ウィテは解剖が得意なグァンイクに解剖についてしつこく聞く。漢陽では、危ないところを朝廷の役人イ・ジョンミョンに救われたイェジンが、ジョンミョンの助けでドジの家を発見する。ところが、イェジンが目にしたのは婚姻し妻を迎えるドジの姿だった。

31(2024.6.19)

不治の病

ウィテが不治の病に冒されたことを知り悲しむジュン。死にゆくウィテをただ見ていることができないジュンは部屋にこもって治療法を研究する。医書の内容を頼りに反胃に効く薬材を求めて旅立ち、ついに神秘の霊薬と言われる野生の高麗人参を見つける。一方、自分の死期を知るウィテは1人残されるイェジンが心配でならない。イェジンを部屋に呼んだウィテは、イェジンも頼る人が必要だと言い、ドジのもとへ行くことを勧める。

30(2024.6.18)

伝染病発生

ユ医院に急患が運ばれてくる。恐ろしい伝染病の患者で、トゥシ村には同じ症状の患者が十数人もいると言う。ウィテから伝染病発生の知らせを受けた県監は直ちに村の封鎖を宣言。ウィテはジュンを村に来させるなとイェジンに命じてサムジョクと共にトゥシ村に入っていく。やがてジュンが反胃の患者を看取って帰宅。ウィテが伝染病の治療に当たっていると聞いたジュンはイェジンの制止を振り切ってトゥシ村へ向かう。

29(2024.6.17)

独り立ち

附子の毒は抜けたものの眼病の治療はまだこれから。ウィテに指示を仰ぎながら懸命に治療に当たるジュン。ウィテは最後に両肩の痛みを灸で抑えれば治ると言うが、鍼と灸は同時に使わないのが医家の鉄則。その鉄則に背くウィテの指示にジュンは戸惑う。その頃、内医院のドジは日頃の感謝を込めて上官たちを自宅に招待する。オ氏が豪勢な料理で迎えると、判官キム・ウンタクがドジに縁談を紹介したいと申し出る。

28(2024.6.14)

孝行息子

内医院に入ったドジは御医を目指して毎日遅くまで学問にいそしんでいた。ある日、1人執務室に残って本を読んでいると、恭嬪殿から王子が危篤との知らせが入る。御医はすでに帰宅し、やむを得ずドジが恭嬪殿に向かうが、王子を見たドジは一刻も早い治療が必要と訴え、御医の代わりに鍼を打つことになる。その頃、ユ医院では鎮川のドルセが母親を背負って来院。ジュンが処方した薬で母親の目が見えなくなったと訴える。

27(2024.6.13)

2人の医員

ドジとオ氏が漢陽へ行き、ユ医院にはウィテが1人残される。オグンはドジの後釜を狙って医員を名乗るが、ヤケドの患者すらまともに治療できない。そんな中、県監が危篤に陥り、手違いでウィテとジュンの両方が役所に呼ばれる。ウィテは帰ろうとするジュンを引き止め、一緒に県監を診察したあと、自分だけ帰ってしまう。治療後、ジュンがウィテを訪ねて経過を報告すると、ウィテは病舎の患者の治療をジュンに命じる。

26(2024.6.12)

不名誉な合格

科挙に合格したドジが楽隊を従えて山陰に凱旋する。ユ医院はもちろん山陰中がお祝いムードに湧き、ウィテも偉業を成し遂げた息子にねぎらいの言葉をかける。一方、ジュンの不合格を聞いたダヒと母親はひどく落胆し、ジュンが行方不明という事実に母親は寝込んでしまう。ユ医院では早速祝宴を開催し、県監と両班まで参加して快挙を称えるが、そこへ鎮川の県監から知らせが届き、ジュンの不合格の理由が明らかになる。

25(2024.6.11)

後悔なき選択

ドルセの母親の治療が終わり、漢陽へ向かうジュンにドルセは馬に乗ったらどうかと提案。馬があれば科挙に十分間に合うとジュンは喜んで提案を受け入れるが、ドルセは夜になっても戻ってこない。その翌日、ジュンはドルセと共に役人に捕らえられてしまう。その頃、漢陽ではドジが内医院の医官2人を妓楼に招き、父親とヤン・イェスの過去の確執は考えず、実力だけで自分を評価してほしいと頼み、2人に賄賂を差し出す。

24(2024.6.10)

終わらない診療

半日だけの約束なのに患者は減るどころか増える一方。ジュンは科挙が終わったあとに戻ってくると言うが患者たちは納得しない。結局、今出発しないと間に合わないというウ医員の説得にもかかわらず、ジュンは月が昇るまで診ることにする。ジュンの誠意に心を打たれた村人たちは総出で診療に協力。ついに月が昇り、出発の時がやってくるが、ジュンは村人が長老にもう少しジュンを引き止めてほしいと懇願する姿を目にする。

23(2024.6.7)

鎮川の往診

科挙を受けるため漢陽に向けて歩き始めたジュンは鎮川の宿でドジ一行と遭遇。ドジはジュンも科挙を受けると知り動揺する。その夜、医員たちが泊まっている宿に夫婦がやってきて、病気の父親の往診に来てほしいと訴える。ドジは処方箋を書くと言うが夫婦はどうしても家に来て診てほしいと懇願。誰も行こうとしないのを見たジュンが名乗り出ると、ジュンの名声を知る2人の医員が名医の診療を見たいと後を追う。

22(2024.6.6)

恨みからの解放

傷ついたスヨンを背負ってジュンと共に三寂寺に戻ったサンファ。自分たちを虫ケラ扱いする世間の冷たさに怒るサンファを、虫ケラなのは恨みを捨てられない己の心だと叱りつけるサムジョク。翌朝、サムジョクが血を吐いて意識不明の状態で発見される。傍らにはサムジョクの思いをつづった手紙があり、それを読んだサンファの目に涙が込み上げる。そんな中、ドジがイェジンを連れ戻すため三寂寺にやってくる。

21(2024.6.5)

運命の呪縛

仇の息子を養子に迎え、難病と一生闘い続けることを決意してサンファと共に山に入ったサムジョク。成長するにつれサンファがサムジョクを恨むようになったと聞いたジュンは、サンファの心を開かせようとするが、偽善はたくさんだとはねつけられる。その頃、ユ医院ではイェジンが意識を回復。つきっきりで看病していたドジはやっと往診に向かい、その隙にオ氏はイェジンにドジの邪魔をするなときつく言い聞かせる。

20(2024.6.4)

サムジョクの過去

ジュンが三寂寺に向かうのを見送ったあと、原因不明の病で寝込んでしまうイェジン。ドジは科挙の勉強そっちのけで看病し、オ氏が反対しても聞く耳を持たない。ようやく三寂寺にたどり着いたジュンは誠心誠意難病患者たちの治療に当たろうとするが、偏見と恐怖心はなかなか拭えない。中でも気になるのがサムジョクを憎しみに満ちた目でにらみつける少年サンファの存在で、その少年がサムジョクの息子と聞き、さらに驚く。

19(2024.6.3)

帰るべき場所

プサンポに騙されて胎児を息子にするという詐欺の片棒を担がされていたことを知ったジュンだが、時すでに遅く、役所にしょっ引かれてしまう。プサンポはジュンこそが首謀者だと罪をなすりつけ、2人で罰を受けているところをウィテに見られてしまう。事件後、家にこもっていたジュンは突然、大勢の死者が出るという馬淵洞の鉄鉱山へ向かう。肉体労働しながら苦悩を忘れようとするジュン。そこへ落盤事故が起こる。

18(2024.5.31)

転女為男法

ユ医院を破門されたジュンは酒浸りの毎日を送り、ダヒが他家の手伝いをしながら食いつないでいた。ホ家の窮状を聞いたイェジンは母親の形見を売ってこっそり米を届けるが、それをオ氏に知られてしまう。そんな中、ハマンの妊娠が発覚。夫婦は待望の妊娠に大喜びするが、お腹の子が娘と診断され意気消沈。息子が欲しいという希望を捨てられない2人は息子を産む秘訣を教えてくれる名医を訪ね、そこでプサンポと再会する。

17(2024.5.30)

破門

来年の秋に医科が実施されることを知り、期待に胸を膨らませるジュン。一方、紹介状をもらえなかったことを恨むイム・オグンはこれをドジに告げ口する。ジュンの家を訪ねたイルソの妻ハマンは山のような絹と宝石に驚嘆。銀の指輪を分けてもらいユ医院で自慢していると、それを聞いたオ氏が激怒する。ジュンが昌寧から謝礼を持ち帰ったことを聞いたウィテはジュンを呼びつけ、もらったものを出すよう命じる。

16(2024.5.29)

紹介状

話すことも起き上がることもできなかった重症患者を見事に治したジュン。インチョルはその腕前に感服し、謝礼に家を建てたいと申し出るが、ジュンはこれを辞退。インチョルはその謙虚な態度にますます信頼を置く。昌寧を去る前日、ジュンの夢が医科に合格して内医院に入ることだと聞いたインチョルは、医科に合格できるよう紹介状を書いてやると提案。金品は辞退したジュンだが、紹介状には大きく心を動かされる。

15(2024.5.28)

昌寧への往診

ジュンが昌寧のソン・インチョルの妻の治療を任されたことで、ドジはウィテが自分よりジュンを信頼しているのではないかと不安にかられる。その頃、昌寧ではジュンは誠心誠意治療に当たっていたが、ジュンを信じないインチョルはジュンが鍼を打つことに大反対。患者の病状に一刻の猶予もないと訴え、やっとのことで承諾を得たジュンは全身全霊を傾けて施鍼に臨むが、無事終えたと思ったのもつかの間、患者の容体が急変する。

14(2024.5.27)

生活苦の壁

大凶作のせいでユ医院の夜の賄いがなくなり不満をもらす使用人たち。ホ家でも食べ物が底を突き、ジュンは母親が水に醤油を入れて飢えをしのぐ姿を目撃する。そこへダヒが両班の家で罰を受ける事件が発生。生活費を工面するため持っていた絹を売ろうとしたら、盗んだとぬれぎぬを着せられたのだ。医術を理由にダヒと母親の苦労に甘えていた自分の愚かさに気づいたジュンは、医院を辞めて別の仕事をすると言い出す。

13(2024.5.24)

福の子

家で患者を診たことがユ医院に知れ、ジュンは呼びつけられる。オ氏は診療で受け取った金を返せと命じ、ドジはウィテの名声に傷をつける行為だと叱責。そこへウィテが帰宅し、「命の重さを知っていたらそんなことはできない」と怒る。自分が犯した罪を知り深く反省するジュン。その後、ウィテは診療した患者の診療簿を持ってくるよう命じ、診療簿を見ながら1つ1つ問いただす。その頃、家ではダヒが急に産気づき…。

12(2024.5.23)

初めての患者

人間の体を解剖するため埋葬を終えたばかりの両班の墓を暴くジュン。しかし、アンは「人間に寄り添え」という置き手紙を残してどこかへ去っていく。ユ医院で働きながら毎晩遅くまで医術の習得に精進するジュン。そうして歳月がたったある日、ジュンの家をある家族が訪ねてくる。首を吊って意識を失った娘を助けてほしいと懇願する両親。ジュンはユ医院へ行くよう促すが両親は遠くて無理だと言い、ジュンに治療を頼む。

11(2024.5.22)

もう1人の師

水汲みに戻され黙々と雑用をこなすジュン。同僚たちはそんなジュンを恥知らずと蔑む。医術を学びたいジュンは、仕事が終わると毎日智異山へ向かい、老人アン・グァンイクに弟子にしてほしいと懇願する。しかし老人は一向に首を縦に振らない。そんなある日、ユ医院に重傷患者の往診の依頼が来る。ドジは患者の身分が低いからと冷たく断るが、ウィテは身分が低くても人間だと往診を受け入れ、ジュンにお供を命じる。

10(2024.5.21)

山中の奇人

イェジンとドジの結婚に反対するウィテの妻オ氏の思いを知るイェジンは、ドジからの申し出を拒む。一方、新しい家に引っ越して再出発したジュンはこれまで以上に医術の習得に精進する。そんなある日、ヤンテを連れて狩りに出かけたイルソは、きれいにさばかれ内臓がむき出しになった動物の死体を発見する。2人からその話を聞いたジュンは信じようとしないが、そこへ怪しい人物が現れ、罠にかかった動物を切り裂き始める。

9(2024.5.20)

身分違いの結婚

イェジンに教えられ船着場に向かったジュンはダヒと再会。一度は諦めたダヒもジュンに嫁ぐことを決意する。ジュンはダヒを連れて母親に許しを請うが、身分違いの結婚のつらさを知る母親は頑として許さない。一方、科挙不合格の衝撃から立ち直れないドジは酒に溺れる日々を送っていた。見かねたイェジンが立ち直るよう説得すると、ドジは自分にはイェジンが必要だと言い、そばで支えてほしいと結婚を申し込む。

08(2024.5.17)

仲間外れ

ドジの推薦で薬草採りに出世したジュンは同僚たちと共に智異山へ薬草採りに出かける。道具を手に張り切るジュンだが、ジュンを妬む同僚たちは嘘をついてジュンを危険な谷のほうへ向かわせる。3日たってもジュンが戻らず、心配になったコクセが捜しに行こうと言うが、プサンポたちはそれすら拒む。その頃、ユ医院ではダヒがイェジンの献身的な看病で回復するが、ジュンは一向に見つからず、ヤンテももう無理だと弱音を吐く。

07(2024.5.16)

九鍼の戯

内医院の御医ヤン・イェスに九鍼の戯で戦いを挑んだウィテ。その事件が十数年がたった今も恥辱としてイェスの心に残っていると聞き、ドジはがく然とする。その頃、山陰にダヒとヤンテがやってくる。市場や役所でジュンを捜し回る2人。しかし何の手がかりも得られず、長旅と心労でダヒが寝込んでしまう。途方に暮れるヤンテを見たイルソはよそ者を騙そうと話しかけるが、逆にホ・ジュンを探してほしいと頼まれる。

06(2024.5.15)

漢陽へ

ウィテは内医院の医官になるため科挙の準備をする息子ドジの実力を見てほしいと友人のサムジョクに頼む。「医員に欠けてはならぬもの」というサムジョクの質問に答えを詰まらせるドジ。未熟さに気づいてほしいというウィテの親心だったが、ドジには伝わらない。ドジが漢陽へ発つ日、ウィテはドジのお供にジュンを指名。ジュンは漢陽でダヒに会えるかもしれないと胸躍らせるが、漢陽へ行くには号牌が必要だった。

05(2024.5.14)

薬材盗難事件

ウィテの叱責に納得がいかないジュンは、翌朝、ウィテの養女イェジンに自分の過ちを教えてほしいと頼み込む。治療に使う水が33種類あるというイェジンの言葉に驚くジュン。こうしてジュンは1つの関門を乗り越えるが、そんなジュンに同僚の薬草採りたちは反感を募らせる。早く医術を身につけたいジュンは薬材倉庫に忍び込んで診療簿を書き写すようになるが、ある日、薬材倉庫から薬材が盗まれる事件が起こる。

04(2024.5.13)

山陰の名医

父親の親友の県監が退任していたうえ、新しい県監が流民を追放していると聞き落胆するジュン。それを見た山陰の猟師ク・イルソは役人に賄賂を渡して号牌を作ってやると持ちかける。怪しみながらも頼むことにするジュン。その時、母親が腹痛を訴えて倒れてしまう。イルソの案内で名医ユ・ウィテの所へ行くと、ウィテは母親を見ただけで船酔いと診断。ジュンはイルソに感謝し号牌の金を渡すが、翌日、イルソが雲隠れする。

03(2024.5.10)

身分回復

漢陽に着いて早々、金を道案内人に持ち逃げされて途方に暮れるジュン。血眼になって捜すが、捕まえるどころか自分が号牌の不携帯で牢に入れられてしまう。牢には反逆の罪で捕まったミン・ジャホンらがいて、彼らの話からダヒの父親のぬれぎぬが晴れ、身分が回復されたことを知る。翌日、早く漢陽を離れたいジュンは慶尚道行きの船を探すが、船賃が高くて乗れない。それを聞いたダヒはジュンに内緒でミンを訪ねる。

02(2024.5.9)

父との別れ

父親を失い、行き場のなくなったダヒの身の上に自分を重ねたジュンは、ダヒと共に龍川を離れることを決意。その資金を稼ぐため、ヤンテらの反対を押し切って密貿易を強行するが、あっけなく捕まってしまう。チョンスは密貿易犯として引っ立てられたジュンが自分の尊敬する郡守ホ・リュンの息子であると知ってリュンにその処罰を一任するが、そこへジュンが反逆者の娘の居場所を知っているという情報がもたらされる。

01(2024.5.8)

愛人の子に生まれて

龍川郡守の愛人の息子ホ・ジュンは庶子という己の身の上を恨み、密貿易で金を稼ぎながら、ならず者生活を送っていた。ある日、龍川に新たな兵馬都尉ペ・チョンスが赴任し、密貿易の取り締まりが厳しくなる。ジュンも思うように取引ができなくなる中、病の父親を救うため中国の薬材を手に入れたいという女性イ・ダヒが密貿易の現場に現れる。ジュンは無理だと突き放してその場を立ち去るが、ダヒのことが頭から離れなくなる。

ホ・ジュン

武官の父と側女の母の間に生まれ、庶子という身分から将来を悲観し荒れた青年時代を送るが、伝説の名医ユ・ウィテと出会って医術の道を志す。

【演】チョン・グァンリョル

<主な出演作>
「青春の罠」

イ・ダヒ

両班の令嬢。朝廷の高官を務める父親が反逆罪の濡れ衣を着せられて失脚している時にホ・ジュンと出会い、身分の壁を乗り越えてホ・ジュンと結ばれる。一人息子のギョムを育てながら医術の道をひたすらに歩む夫を支える。

【演】ホン・チュンミン

イェジン

幼い頃に両親を亡くし、父親の友人ユ・ウィテに引き取られ、彼の一人息子ドジと共に医術に親しんで育つ。心医を目指し、努力をし続けるホジュンをそばで見守りつつ、窮地に陥る度にそっと手をさしのべる。

【演】ファン・スジョン

<主な出演作>
「ロマンス」「母よ姉よ」

ユ・ウィテ

幻の名医。若き頃は宮廷医官を目指し科挙を受けたが不合格となり、御医ヤン・イェスに“九針の戯”を挑んだ過去を持つ。医官を断念した後は山陰で医院を開き、病に苦しむ人々に寄り添う。

【演】イ・スンジェ

<主な出演作>
「商道」「イ・サン」

ユ・ドジ

ユ・ウィテの一人息子。父親のもとで優れた医術を身につけるが、傲慢で患者を思いやる心に欠ける。父親がホ・ジュンを重用し、さらにはイェジンまで彼を慕っていると知り、ライバル心を燃やす。

【演】キム・ビョンセ

<主な出演作>
「王と私」「マイダス」

イム・オグン

ユ医師の一番弟子。医術は一向に上達せず、自分の医術より迷信が頼り。科挙一次試験合格の経歴を買われて内医院の種薬署員になり、医女ホンチュンと遅咲きの春を迎える。

【演】イム・ヒョンシク

<主な出演作>
「チャングムの誓い」「薯童謠(ソドンヨ)」

ク・イルソ

山陰の猟師。酒と賭博に目がなく、金を使い込んでは妻ハマンに大目玉を食らう。ホ・ジュンを騙そうとして逆にとっちめられ、以来、よき隣人となる。いい加減で頼りないが人情には厚い。

【演】イ・ヒド

<主な出演作>
「イ・サン」「トンイ」

スタッフ

脚本

チェ・ワンギュ

「オール・イン」「商道」

監督

イ・ビョンフン

「宮廷女官チャングムの誓い」「商道」

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